CADと手書き製図の比較!利点を効果的に押さえるには?


CADで円滑な情報共有

パソコンの性能向上や安価で安定した機能のCADソフトが登場し、更には平面的な2次元の製図だけでなく精度の高い3次元で製図を行える3D CADも登場し、手書きで製図を行う現場は減少傾向にあります。

CADソフトで製図したデータは、手書きの製図だけでは難しかった詳細な情報共有ができ、修正もパソコン上で素早く行えるためほとんどの企業や現場で取り入れられ常識的になっています。

また、手書き製図だけでは難しい立体的な構造の説明も、3次元CADなら特に図面の専門知識を持たない関係者にも、製図データだけで視覚的にわかりやすく伝えることができるのが大きなメリットです。

では、CADで製図をするのが一般的な現在、手書き製図は必要ないのでしょうか?

手書き製図は必要ないのか?

たとえ3次元CADを使ってより精度の高い製図が行えるとしても、個人の設計能力そのものが向上するわけではありません。

逆を言えば、フリーハンドのスケッチの延長線上にある製図も、高額なCADソフトを使用して書き上げた製図も、その人の設計能力によってのみ良し悪しが決まります。

もちろんコンピューターが支援してくれるので精度は上がりますし、3次元CADならその後の工程も大きく変わりますが、CADはただの鉛筆と同様の製図道具で、CADの技術を学ぶのは鉛筆や道具を使いこなせるようになると同じだと考えたほうが良いでしょう。

また、CADはデータで持ち出すことが可能で情報共有の点で優れていると上げましたが、データを閲覧する環境が無かったり、小さな規模の製図であれば2次元CADだけでなく手書き製図が扱えるほうが利がある場合もあります。

新居を建てる際、電気CAD図面で電気配線を確認する必要があります。コンセントのマークやライトのマークなど見慣れない記号が出てきますが、一つ一つ確認し、様々なライフシーンを想像してみることが大切です。